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Il Borro Pian di Nova 2006

2020年08月18日

イル・ボッロ ピアン・ディ・ノヴァ 2006

[Il Borro Pian di Nova 2006]
イル・ボッロ ピアン・ディ・ノヴァ

 

性懲りもなくワインネタいきます。

 

今回用意したのはイタリア・トスカーナのワイン、イル・ボッロ ピアン・ディ・ノヴァ。
なんやらサルヴァトーレ・フェラガモ・ファミリーが手掛けるオーガニックワインなんだとか。
使用品種はシラー&サンジョベーゼ。

 

結構多いですよね、こういったファッションブランドが手掛けてるワイナリー。
ひとつのステータスなんでしょうね、ワイナリーを持つってのは。
金持ちが別荘やヨットを持ちたがるのと同じ感覚で、成功している企業ってのはワイナリーを持ちたがるのでしょう。

 

わたしもいつか成功して、ワイナリーを持てる身分になりたいなー。
あ、その前に別荘とヨットか。
いやいやその前に新車。
それよりも部屋のポンコツエアコンの買い替え。
あーーっと、その前にパソコン。
うわ・・クツシタに穴空いてるわ・・・。

 

ああ、カネねー。(←とてもワイナリーどころではないド貧乏)



そんなすっからかん人生を嘆きつつ。
本日はイル・ボッロのピアン・ディ・ノヴァを。
飲みたおします。

 

Il Borro Pian di Nova 2006外観

 

色は深みのある黒赤色。
エッジまでびっしりと黒が入る超濃厚色。

 

香りは凝縮したプルーンやブラックベリーといった黒果実にジャムやスパイス、ほんのり花の香りも。
全体に香量少なめで構成もシンプル。

 

アタックからじわっとキますね、ミネラル。
熟成したワイン独特の深いうま味。
ぶどうの風味は涼やかで、みずみずしいフルーツのニュアンスがさらりと後を追いかける。

 

後味にはぎゅっと残るタンニン。
16年経った現在も硬いタンニンがしっかりと腰を据え、ワインの味わいに強い収斂味と緊張感を与える。



ちょっと果実味落ちてますね。
本当はもう少しフルーティーさが前に出たワインだと思うのですが。
若干飲み頃を過ぎてしまったような感じ。

 

炭火焼ローストチキン

 

では本日のおつまみです。

 

『炭火焼ローストチキン』。

 

やっぱ肉ですわね、肉、赤ワインには肉♪
できれば焼き立てじゅわじゅわが最高なのですが、そんな手間はかけとれんので、これはスーパーで買ってきたもの。


こんなん好きでしてね~。
いつもはごはんや弁当のおかずになるのですが、本日は相方にワインちゃん。
むふ♪

 

それではぱくぱくもりもり、食べたおします。

 

炭火焼ローストチキン実食

 

肉質やわやわ。
すとんと前歯を通し、じゅぐじゅぐっと奥歯で潰れる。

 

脂が美味いのですわ♪
ゼリー状の脂が甘くて甘く~て。
肉のうま味に脂の甘みが溶け込んで、とろとろゆる~んと舌にしみ入る。

 

皮もいいですね。
ぷるぷるっと元気に跳ねて、香ばしい味わいをじゅわっと湧き出す。
そこに醤油ダレが絡んで、さらに甘辛く、さらに甘旨く、味の重層性をゆったりと増していく。

 

イル・ボッロ ピアン・ディ・ノヴァ 2006をチキンと一緒に

 

それではワインとローストチキンちゃん。

 

まずはローストチキンをひと口、もんむもんむ噛んで肉の味を口の中いっぱいに行き渡らせて。
すかさずワインをぐびり。

 

ぱっと広がるフルーツの香り。
ぶどうの風味が味わいに生き生きとした爽快感を乗せる。
一方で豊かに伸びる肉の味。
鶏肉のうま味がワインの果実味を取り込むことでさらに躍動感を増し、味の深みをぐんと高める。

 

ただ。

 

タンニンがー。
タンニンの渋みが引っ掛かるー!

 

後味に残る強いタンニンが、ここまでせっかく伸びやかに展開してきた味を寸断し、ざくざくと流れを切ってしまう。
明らかなミスマッチ。

 

んーーー。
このタイプのワインだと、もっと焦げ目の付いた香ばしい厚切り肉の焼き立てくらいを持ってこないとダメだな~。
鶏肉じゃ軽すぎる。



とかぶつぶつ言いながら。
飲みます、今宵も。
だって目の前に大好きなワインとお肉ちゃんがあるんだから~♪

 

それでは素敵な酔いどれミッドナイトを。
レッツ・エンジョイ!

 

Il Borro Pian di Nova 2006と炭火焼ローストチキン

 

ごちそうさま。