店主たみこの食べたおし的食日記

Domaine d'Eugenie Vosne-Romanee 2006

2020年07月07日

ドメーヌ・デュージェニー ヴォーヌ・ロマネ 2006

[Domaine d'Eugenie Vosne-Romanee 2006]
ドメーヌ・デュージェニー ヴォーヌ・ロマネ

 

本日も押し入れから引っ張り出してきました、ワイン。

ドメーヌ・デュージェニーのヴォーヌ・ロマネ。

フランス・ブルゴーニュのワインですね。


前回のワインは残念なくらい傷んでましたが、こいつはどうですかね?
買った時期は多分あれと同じくらいで、その後ずーーーと押し入れに転がしたままにしてあったヤツですが。

 

ヴィンテージは2006年。
今から14年前。
その内押し入れで過ごした時間は10年くらい。

 

う~~~ん、怪しい・・・・。

 

まあとりあえず、飲みたおしましょう。

 

Domaine d'Eugenie Vosne-Romanee 2006 外観

 

色はくすみの入った赤。
経年変色によるレンガ色が顕著で、ピノ・ノワール特有の照り輝くピュアレッドはない。

 

香りは・・あー・・傷んでるわ今回も、省略。(←!)

 

味わいアタックからガツッとミネラル感。
ピノ・ノワールって普通ぴちぴちした果実味が真っ先に来るんだけど、どうも飛んじゃってるね、果実味。
ミネラルは劣化と関係なく残るから、より強く出るんでしょうね、多分。

 

味わいもじっとりミネラリーで、深み満点。
果実味ないけど。
ゆったりゆったりしみ入るように味が沈み、後からドライフラワーのような香りが弱くふんわり揺り上がる。

 

タンニンの収斂味は柔らかく、酸味はすきっとシャープ。
ひとつひとつの要素はきちんとキマってるんだけど、なにしろ主役の果実味自体が飛んでるモンだから、全体に脆弱。
本来はもっと豊満なフルーツ感がばっと広がる、ダイナミックなワインだったのでしょうが。

 

やっぱアレですな。
押し入れに10年以上も転がしとくなって事ですな(汗)。

 

鶏皮の甘辛和え

 

では本日のおつまみです。

 

『鶏皮の甘辛和え』。

 

こんなん好きでしてね~♪
お酒のアテにもいいし、もちろんごはんのおかずにもいいし。
このテの濃いぃ~のをにっちゃにっちゃ時間かけて食べるのが好きなんですよ~!

 

それでは鶏皮の甘辛和えちゃん、早速食べたおします。

 

鶏皮の甘辛和えを実食

 

質感硬め。
ごにっぐにっとハードな噛み応え。

 

表面に貼りついてる衣がまー辛くてね、甘くてね。
タレがじっとりしみ込んでまして、湧き出す味の濃度感がハンパないのですよ。
濃ぉ~くて、濃ぉ~くて、噛んでも噛んでも濃ぉ~くて。
濃ぉ~~~~~くて!

 

最初硬かった皮は、噛み込むにつれてしとしとと軟化。
徐々にゆっくりと鶏のうま味をしみ出してくる。
そこに衣の濃いぃ~甘辛さが溶け込んで、甘ぁ~い、旨ぁ~い、重ぉ~い。

 

Domaine d'Eugenie Vosne-Romanee 2006と鶏皮

 

ではワイン+鶏皮。

 

まずは鶏皮をぱくん、もんぐもんぐ噛んでタレの味と皮のうま味で口の中をいっぱいに満たして。
ワインをちびり。

 

鶏皮は相変わらず濃ゅ濃ゅ。
猛烈に高密度なタレの味でべとべとに口中を埋める。
後味にぴりりと残る唐辛子の刺激が爽快。


ワインは不思議ですね。
単体で飲むとほとんど感じない果実のニュアンスが、鶏皮と一緒に味わう事でほんのちょびっとだけ復活。

枯れたフルーツの風味がほんのりと舌を撫でる。
理由は多分濃い濃いのタレでしょう。
タレの濃いぃ~インパクトがワインの劣化香を飛ばし、と同時に甘みがワインに溶け込むことで、裏に隠れてたほんのわずかな果実味を引っ張り出してくれたのでしょう。

 

食いモンの相互作用、恐るべし!



パクパク食べて、ぐびぐび飲んで。
へろんへろんに酔っ払って。

 

あ~い~い気持ち♪

 

ワインのコンディションは残念でしたが、まあいいですわ、酔っ払えれば。
だってそれが酔っ払いスピリッツなのだからッッッ!!(←謎)


ドメーヌ・デュージェニー ヴォーヌ・ロマネ 2006と鶏皮


ごちそうさま。





 

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