店主たみこの食べたおし的食日記

Chateau Saint-Pierre 2002

2020年06月09日

シャトー サン・ピエール 2002

[Chateau Saint-Pierre 2002]
シャトー サン・ピエール

 

家でじーっとしてるとね、思うのですわ。
押し入れにずっと転がしっぱなしにしてあるワインでも飲むかー、と。
ってコトで久し振りに押し入れを開けて、適当につかんだワインを持ってきてラベルを見る。

 

「サン・ピエール」。

 

お、い~いの残ってたじゃないの~♪

 

ヴィンテージは2002年。
ボルドーの2002年って言ったら、アレですわ、アレ。
あー。

 

知らんけど。(←おいっ)

 

今回は失敗せんように慎重~~~にコルクを引き抜き、グラスに注ぐ。
お、結構黒いな。

 

それでは18年前のぶどうから作ったワイン、シャトー サン・ピエール。
ぐびぐびぐびっと飲みたおします。

 

Chateau Saint-Pierre 2002 外観

 

色は黒味がかった赤、全体に照り弱めで、エッジにはレンガ色のグラデーション。
香りはインクやタールといった科学的なニュアンスに、黒系果実、スパイス、花といった果実や植物性のものが重なる。
スワリングしても枯れ葉や落ち葉といった熟成香ではなく、インク・タールの香りがより強く出る。

 

・・・・・ちょっと劣化してるな(汗)。

 

アタックはシルクのようなしなやか。
軽い布を舌の上に優しく乗せたようなソフトな着地感。
ほんのりとした甘みが静かにしみ出し、さらりと喉を落ちる。

 

果実味弱め。
弾けるような鮮度感はなく、明らかにピークを過ぎた状態。
酸も弱っててキレに欠け、全体にフラット。

 

余韻にはじっとりと湧き返すようなミネラル感。
果実味が弱い分、ミネラルの存在がより強く前に出る。



置き過ぎたな、こりゃ完全に。
もう5年前には飲んどくべきだった。
ちゃんとしたワインセラーで寝かせとけば、それはまたコンディション全然違ったんだろうけど。

 

あ~もったいない・・・。

 

レバニラ炒め

 

では本日のおつまみです。
今回はこちらを用意しました。

 

『レバニラ炒め』

 

わたくしレバーLOVE♪、ニラLOVE♪ですんで。
大好物なんですわ、レバニラ炒め。
ワインのスパイス感に中華タレのスパイスが合うかな~と思って買ってきたんですが。
今日は相方が既にスベッてるしな・・・。

 

とりあえず食べたおしまっショー!

 

レバニラ炒め実食

 

レバーは肉感むにむにほろほろ。
粘って粘って、一方でころころ崩れて。
噛むごとにぎゅうぎゅうと味が湧き出す。

 

タレは甘め。
ぎっとりとした濃い甘みがソースとなってレバーに絡み、肉のうま味をぐんと伸ばす。

 

そして後からキンと出てくる鉄のニュアンス。
この金属質な後味がレバーの醍醐味なのよね~♪

 

シャトー サン・ピエール 2002とレバニラ炒め

 

ではワイン&レバー。

 

まずはレバーを一切れ口に放り込み、むにむにと噛む。
肉の味の中にタレを溶け合わせ、しーっかり味を舌に乗せてからワインをぐびり。

 

ワイン弱っ!
普通ならにタレの味にフルーツの甘みが重なって、さらに味の伸びが増すはずなのですが。
ワイン弱すぎて、レバニラの力に全然追いついてない。
もうひとつ言うとワインの酸がタレの濃さ・重さをすぱっと切って、後口をきれいにしてくれるはずなんだけど、それもない。
それ以上にワインの放つ劣化香が邪魔で、食う以前に気分が盛り上がらない。

 

こりゃ~アレだな。
昔飲んだ美味かったワインを思い出しながら、脳内に当時の味と感動をフラッシュバックさせて一気に飲むしかねーな!
もーーー勢いで乗り切る!!!(※残すという選択肢はない)



って事で今から力づくでカパカパ飲み込みます。

 

さー忙しなるでーー!!(←???)



Chateau Saint-Pierre 2002とレバニラ炒め

 

ごちそうさま。



松屋 ごろごろ創業ビーフカレー

2020年06月05日

松屋 ごろごろ創業ビーフカレー

 

仕事が終わってごはんタイム。
さーて何食うべと思案。
アレも食べたい、コレも食べたい。
全部食べたい。
でも全部食べたらデブになる、すでにデブだけど(←?)。

 

んーーーと迷い、迷い、迷って、選んだのが松屋。
ナンか美味ぇーモンあるべかなー???と飛び込む。
で、ばん!と目に飛び込んだのが”ごろごろ創業ビーフカレー”のポスター。
はい決定!今日コレ!

 

という流れから、松屋の”ごろごろ創業ビーフカレー”。
サイズ大盛りにして、もりもり張り切って食べたおします。

 

松屋のカレールーとライス

 

ライス&カレールーは別皿提供ですが、別々に食うなんてお上品なコトはしません。
お構いなくぶっかけます。
そしてぱくり。

 

ルーはスパイスガンガン。
多層的な味を幾重にも絡ませながら、複雑に複雑に味を伸ばす。
味的には辛いわけでもなく、かと言って甘いわけでもなく、辛さや刺激よりも奥行きで味を構成するようなスタイル。
アジアンテイストむんむんなエキゾチック味。

 

ライスは柔らか。
この店のライスはコンディションのアップダウンが激しいんだけど、今日は当たりの日。
しっとりしてて粘りたっぷり。
ここにどろんと絡むルーがまた格別で。
ごはんの甘みにルーのスパイスが溶け込み、じっとりじっとり味を深める。
じわ~~~と湧き上がる味の「熱」。

 

ごろごろ創業ビーフカレーの牛肉

 

具のビーフ。
「ごろごろ」と称するだけあって、粒大き目。
大きいのは2粒しかなかったけど(笑)。

 

この肉や~わやわ。
頑張って噛まなくてもほろほろほろ~と勝手に崩れて、ぱらぱらにほどけて。
芯までしみ込んだルーの味をじっとり融合させながら、肉のエキスをとろ~りと湧き出す。
ただ肉の味そのものはそれほど濃くなく、出汁を取った後の肉のようなスカスカした感じ。
やや凝縮感と充実感に欠ける印象。

 

松屋のみそ汁

 

付属のみそ汁。
箸は付いていない。
どうもカレー食ってるスプーン使って食えという事らしい。(←笑)

 

味噌の濃度は中庸。
風味豊かな大豆の香味がふわりと膨らむ。

 

具はごく少量の麩といっぱいのワカメ。
ワカメはこりこりっと歯応えしっかり、舌触りぬるり。
ほんのり感じる塩気がきりっとシャープ。



ぱくぱくぱくっと食べ進んで。
完食。



松屋の”ごろごろ創業ビーフカレー”。
本当に「ゴロゴロ」してたのは肉×2個とじゃがいも×1個だけで、後は特に「ゴロゴロ」してる具材はありませんでした。
もうちょっとゴロゴロ感欲しいかな~??

 

それでもコスパ的には十分。
ボリュームも味もしっかり元を取れる、充実した内容でした。

 

美味かったっス!
ごちそうさま。





 

[参考]
・ごろごろ創業ビーフカレー(大盛):890円

 




大阪王将 皿うどん

2020年05月29日

大阪王将 皿うどん

 

この日は外出の日。
ちょっと色々用事が溜まってまして。
の前に、腹ごしらえ。
エネルギー充填すべく、大阪王将へ飛び込む。

 

まずは恒例のメニューチェック。
色々あります、アレやらコレやら。
むむんーーーーと迷いに迷い、この時はあまりお腹が空いていなかったこともあり、麺類からチョイス。
そして決めたのが”皿うどん”。
お腹空いてないのについいつものノリで大盛り頼んだら、これは大盛りできんと言われ、じゃあいいですわとノーマルで。

 

最近ね、またちょっと太りましてね。
家でゴロゴロしてる機会が増えたせいか、やたらハラがぼてっとしてきたのですよ。
あんまり調子に乗って食べてるとだめですな。

 

食べるけど。(←?)

 

そんな事考えてる内に、皿うどん到着。
それでは早速食べたおしましょー!

 

皿うどんの具材

 

具材どっさり。
キャベツ、もやし、ニンジン、チンゲン菜、キクラゲ、イカ、ホタテ、小エビ、豚バラ肉。
種類多い上に量も多くて、目がくらむほどのボリューム。

 

味わい中華スープ。
鶏ガラのうま味がまったりと効いて、甘みがのっぺりと伸びて。
餡かけなのでとろとろ~のと~ろとろ。
そこにキャベツのザクザク食感、他具材はどれも柔らか、特にイカはぷにんぷにん。
色んな味×味がモザイク状に絡み合って、噛むごとに新しい味が沸き立って、ひたすら味!味!味!

もうまさに味と味の万国オリンピック状態。(←なにそれ?)

 

極細の揚げ麺

 

麺は極細の揚げ麺。
スナックのようにパリッパリ。
いわゆる日本的「うどん」のイメージとは正反対の麺。

 

これまた楽しくて。
乾いてる所はパリパリ、タレを吸ったところはしなしな。
硬軟両方の食感が両極端に入り乱れ、硬いよ~な?柔らかいよ~な?中途半端な所もあって、ひと噛みひと噛みがま~も~楽しい♪
タレが濃いので味的なインパクトは薄いけど、その分食感で楽しめる麺。

 


パリパリもぐもぐ頬張って。
食べて食べて。
最後は皿からずるるっと残ったタレをすすって。
なんでレンゲつけてくれんねん?とちょっと不満を感じつつ。

 

完食。



大阪王将の”皿うどん”。
大盛り不可とは言え、これだけで十分のボリューム。
味も量もしっかり満足できる内容でした。

 

と同時に。

 

お腹にまたどっさり肥やしを与えてしまいました。



と~ぶんヘッコまんなこりゃ・・・(悩)。



ごちそうさま。





 

[参考]
・皿うどん:693円

 




やよい軒 やみつきポークソテー定食

2020年05月22日

やよい軒 やみつきポークソテー定食

 

仕事が終わってごはんタイム。
よーしココイチ行くかーと行ってみたら休業、ケンタ行くかーと行ってみたらテイクアウトのみ、・・・イラッ!
とりあえず食後に予定していた買い物を先に済ませ、やよい軒へ向かう。
今度は普通に営業中。

 

良かった~♪

 

券売機の前で何にしようかしばらくうーんと考え、”やみつきポークソテー定食”をチョイス。
ボタンをぽちんと押して食券を出し、お店の人に渡してしばし待機。

 

緊急事態宣言は解除されたというのに、なかなか通常通りには戻らんね。
こりゃ立て直しに時間かかりそうだな~なんて考えてる間に配膳。
お、こりゃーなかなかのボリューム!

 

それではやよい軒にて”やみつきポークソテー定食”。
もりもりもりっと食べたおします。

 

ポークソテー

 

ポークソテー。

 

肉質ぎゅうぎゅう。
ロースなのでバラ肉みたいに脂ででろでろしてなくて、カッチリした質感。
味もみっちり詰まってて、ダレた感じゼロ。
凝縮した味わいがぐっと迫る。

 

そこに絡むタレ。
甘辛くてとろんとろんで濃厚。
ほんのりスパイス感もあり、これが肉の味を持ち上げて!持ち上げて!
力強く豊満な味をまとわせ、どっしりとボディを太らせる。

 

ポークソテーをごはんと一緒に

 

そんなビッグビッグ味のお肉ちゃんをごはんと一緒に。

 

ごはんはぴかぴか。
まぶしいほどのホワイトダイヤモンド!
しかもふわふわでみずみずしくて、そして熱々で。
湧き出す汁がま~甘くて、しかもスカッと抜けが良くて。
このごはんをおかずにごはんが食べられるくらいの美味さ!(←なにそれ?)

 

ここに甘辛いタレがとろとろに絡んだお肉が乗っかるのですわ。
もー味!味!味!
強烈な味爆弾!
噛むほどにずんずん味が深まって。
甘みが増して増して。
唾液がとめどなくあふれ出して。
さらにうま味が増して。

 

これを美味さの地獄と言わずして。
何を地獄と言うのかーーーッッッ!

 

鶏のから揚げ

 

唐揚げは衣カリカリ、お肉やわやわ。
ぷるっぷるの肉がま~も~ジューシーで。
ぶちゅっと噛むと肉汁がどばぁ~。
肉のうま味に脂の香ばしさを溶け合わせながら、豊潤な味わいで口の中をじゅばじゅばに埋める。
果てしない味の大洪水!

 

ああ・・・これはまさに美味さの地獄・・・地獄はもういい??(笑)

 

やよい軒のみそ汁

 

みそ汁。

 

味噌の濃度は中庸、甘い香りがふわりと湧き立つ。
ほんのり感じる塩気が優しい。

 

具は少量のワカメとネギ。
本当に少量で、なんか食べててスカスカ。
もう少し中身充実できんですかね?



さ、ではそろそろアレやりますか1

 

ごはんのお替り

おかわりどん?

 

ここでいつもなら”まんが日本昔話盛り”してどっかーん!と茶碗一杯にごはんを積み上げるのですが。
コロナ対策でセルフでのお替りが中止され、お店の人にお替りを頼むシステムに変更されてしまっており。
さすがにお店の人に「まんが日本昔話盛りにしてね」なんて言えず、普通に大盛りでオーダー。
で、出てきたのがコレです。

 

いや、十分量ありますよ。
普通の店ならこれでオーケーですよ。
だけどやよい軒来たら、やっぱまんが日本昔話盛りにしたいじゃないですか?
そもそも、これしに来てるんですから!(←そうだったのか?)



ガツガツガツッと食べまくって。
完食。



やよい軒の”やみつきポークソテー定食”。
「やみつき」のネーミングに恥じない、超強烈な内容でした。

 

ただ。

 

お願いですから。

 

お替りセルフは復活させてください。

 

マジお願いします~~~~!!!!



ごちそうさま。





 

[参考]
・やみつきポークソテー定食:890円

 




吉野家 新スタミナ超特盛丼

2020年05月15日

吉野家 新スタミナ超特盛丼

 

仕事の後はハラが減る。
ハラが減ったら食わねばならん!!

 

と、燃える情熱を胸に(←?)吉野家へ。

 

実は前日見付けてしまったのです、吉野家のホームページを見てて。
”新スタミナ超特盛丼”!!
もーね、ひと目ぼれですわ。
これわ食わねばならん、と。
メラメラと熱い闘志を燃え上がらせながらやって来たのです!!

 

ってコトで、今回は迷わず”新スタミナ超特盛丼”を。
さらに大盛りにしたろうかと思ったけど、「超特盛」に「大盛り」設定はないみたいなので、そのままで。
食べたおします。

 

牛肉

 

牛肉はいつもの牛丼の肉。
柔らかくてぷるぷるしてて粘りがあって。
厚い味がじっとりとしみ出し、甘い脂が後に続いて。
豊潤なうま味。

 

なのですが。

 

タレが濃くて濃くて濃ーーーくて!
濃ーーーくて!!!
タレに完全に力負け。
牛肉完敗。

 

豚肉

 

豚肉は牛肉に比べてややぱっさり質感。
でも豚肉なので脂のむんわり感は強く、後半に向けてむわむわむわ~と脂のボリュームが増してくる。
ファット&オイリー。

 

でも。

 

タレが濃くて濃くて濃ーーーくて!
濃ーーーくて!!!
力まかせのがぶり寄り。
豚肉完敗。

 

鶏肉

 

鶏肉はコロコロ。
すっくりと歯を通し、香ばしい肉汁がじゅわりと流れ出す。
ハリのある美味しさ。

 

しかし。

 

タレが濃くて濃くて濃ーーーくて!
濃ーーーくて!!!
べっちょべちょに味を覆いつくす。
鶏肉完敗。

 

新スタミナ超特盛丼の肉とごはん

 

そんなハイパワーギンギンのタレがぶちまけられまくったお肉×三種をごはんといっしょに。

 

ごはんはしとしと、みずみずしい甘みがさっと口を濡らす。
温かく透き通った味わい。

 

ここですかさず。

 

タレが濃くて濃くて濃ーーー・・・いんだけど。
ごはんの水分がタレの濃さを希釈、甘み×うま味が程よくブレンドされ伸びやかな味に変化してぐんと広がる。
そこにぶつかるお肉の味。
厚く深い肉のうま味がい~い味加減のごはん+タレに、これまたい~い感じに溶け込んで、驚愕の味変化。
ここまで押されまくってた肉ですが、ここでようやく肉+ごはん+タレのゴールデントライアングル(←?)が完成し、ストライクゾーンのど真ん中をヒット。
も~ここから先は味のパラダイス。
食えば食うほど積み重なっていく味の無限爆弾にひたすら悶絶!悶絶!超悶絶!

 

うお~~化けるゼ~この丼~~♪♪

 

吉野家のみそ汁

 

みそ汁。

 

味噌の濃度は薄目。
抜けのいい香味がふわりと鼻を撫で、大豆の甘みと塩のミネラルがぐっと沈む。

 

具は少量のワカメとネギ。
つるつるすとんと喉を落ちる。

 

吉野家のお新香

 

お新香。
卓上の醤油をちょろんとかけて。

 

ツンとした植物の香りが清々しく、そこに葉野菜のザクザクした小気味よい食感が重なって、爽やかな酸味がさっと走る。
最後にほんの~り残るほのかな辛み。



後はもう頬張る!頬張る!頬張りまくる!
どんぶりの底に進んでいくに従って、ごはんにしみたタレがどんどん濃くなっていき。
味もずんずん濃くなっていき。
濃いーーー!濃いーーー!濃いーーー!
でも。
エクスタシーーー♪♪♪



ノンストップで完食。



吉野家の”新スタミナ超特盛丼”。
ギットギトの濃い濃いタレが悪魔にデビルな驚愕の一杯。
こんなの食っちまったらアンタ。
もー普通の牛丼食えないじゃん!(笑)



ごちそうさま!





 

[参考]
・新スタミナ超特盛丼:798円
・Bセット(お新香&みそ汁):139円
・消費税:93円