店主たみこの食べたおし的食日記

Thomas Fogarty PINOT NOIR 2012

2020年04月28日

トーマス・フォガティ ピノ・ノワール 2012

[Thomas Fogarty PINOT NOIR 2012]
トーマス・フォガティ ピノ・ノワール

 

とある休日のお昼前。
まだ太陽がさんさんと降り注ぐ元、ザ・飲んだくれタイム!

 

酒飲みはねえ、飲むのですよ、真っ昼間から。
むしろ昼日中に飲む酒こそ至上の甘露。
「おめー真っ昼間から飲んでんのかよ?このアホタレ酔っぱらいが!」という周囲の白い視線が、酒飲みにとっては何よりのおつまみ(←?)なのです!

 

そんなバカ助が今回選んだのがトーマス・フォガティのピノ・ノワール。
カリフォルニアのナパ、サンタ・クルズ・マウンテンのワインです。

 

ナパと言えばブティック・ワイナリーのひしめくワイン地帯。
ブティック・ワイナリーなんてカタカナで呼べばなんとな~くオシャレで聞こえはいいのですが、まー高いんですわ、なんやら意味不明に。
聞いたこともないようなワインが普通に5,000円とか1万円とか。
そんな予算あるあならオーストラリアとかチリのワイン買った方がはるかにお得なんじゃねーの?って感じ。
まあ実際そうなんですけどね。

 

そんな謎のインフレ産地ナパから、今回はトーマス・フォガティのピノ・ノワールを。
これはそんなに高くないヤツ。
たまにゃーナパのワインも飲んでみるか~い、とか思いながら。
飲みたおします。

 

Thomas Fogarty PINOT NOIR 2012 外観

 

色はレンガ色の入ったチェリーレッド。
少しくすみが強め。

 

香りはレッドチェリー、ざくろなどの赤系果実にレモンやグレープフルーツなどの柑橘系果実、シナモンやクローブなどのスパイス香。
スワリングすると下草や落ち葉などの熟成香も少し。
香量少なめ、穏やかなニュアンス。

 

アタックからしっとり貼りつくようなみずみずしい甘み。
まだ糖分が残っているのか、果糖らしい透き通ったシャープな甘みがさっと舌先を撫でる。

 

果実味も弾けるようにフレッシュ。
爽やかさいっぱい、抜けのいい生命感がぱっと広がる。
その奥にほのかなミネラルがじっとりと沈み、ぴちぴちとした酸味が走り。
こなれたタンニンがぎゅっと後口を締める。

 

アフターにはふわふわと漂う果実の風味。
長い余韻が静かに後を引き、上質な熟成香がゆったりと鼻の奥をくすぐる。



いや~美味いですな、トーマス・フォガティのピノ・ノワール♪
果実味がしっかり楽しめて、一方で熟成感もほんのり出てて。
大事に扱って置いておけば、多分もっともっと発展するんだろうな。

 

これはあと10年くらい待ってもう1回飲んでみたい。
もうないけどさ。(←!)



さ、それでは恒例のおつまみコーナーです。
本日用意したのはコレです。

 

伊藤ハム アルトバイエルン

[伊藤ハム アルトバイエルン]

 

アルトバイエルン。
オリーブオイルをフライパンに敷いて、ちゃちゃっと炒めて、バジルをぱっぱっと降りかけて出来上がり。
皮が破れるか破れないかのタイミングで火を弱めて、芯までじ~っくり熱を通すのがミソです。

 

んふふ~♪

 

そんでは焼き立てアルトバイエルン、食べたおしましょう!

 

アルトバイエルンを実食

 

ぱつっ!と破れる薄皮、中からは重甘い汁がど~ろ~り。
旨い♪旨い♪濃い♪濃い♪
凝縮された肉の味が、どばどばどろどろと舌を包んででろでろと舐め回し。
ぬめ~りと味を伸ばして落としてこぼして。
オイリーな旨味で口の中をべとべとに埋め尽くす。
これはもー完全なる味のエレクトリカルパレード!(←なんじゃそりゃ?)

 

トーマス・フォガティ ピノ・ノワールと一緒に食べる

 

そんな味でねとねとのアルトバイエルンをワインと一緒に。

 

まずはアルトバイエルンをひと口ぱくり。
もちゃもちゃ噛んで、どろどろの肉汁で口中べったべたにして。
脂×うま味でねっちょりと埋め尽くして。
ワインをぐびり。

 

爽やかにぱっと流れ込むワイン。
ぶどうのすがすがしい甘みが喉の奥まですかっと抜ける。
フレッシュな果実香も爽快感満点!

 

その下にずっしり沈む肉の味。
重いんだけども、どろどろでべとべとなんだけども、ワインのフルーツ味がソースとなり軽快感がぐっとアップ!
味のスピード感、勢いがぐんぐん伸びる。

 

たまらんね、この『肉+ワイン』の最強ドッキング。
肉がタフさと強さを、ワインが華やかさと流度を。
重と軽が絡み合った、絶妙のコンビネーション!

 

これはアレですな。
バッファローマンとモンゴルマンの2000万パワーズ。
あのレジェンドなタッグを食卓に乗せたような、そんな組み合わせですわ。

 

え?何の話だって??

 

スミマセン・・・・わたし世代にしか分からんネタです・・・・(汗)。



あとはもぐもぐパクパク、ぐびぐびごっくん。
もぐもぐパクパク、ぐびぐびごっくん。
このローテーションをひたすら繰り返し。
ん~~~~~~~♪♪♪と愉悦の歓喜を繰り返し。



泥酔→ダウン。



トーマス・フォガティのピノ・ノワール+アルトバイエルン。
最強無比のタッグコンビ。
これならヘル・ミッショネルズなんざ一撃粉砕だなと。(←しつこい)
納得の美味しさを腹の底まで堪能しまくりました♪

 

Thomas Fogarty PINOT NOIR 2012とアルトバイエルン

 

ごちそうさま!

 

 

 

 

そして今回。

 

 

テレビ見ながら抜栓してたら不覚にもコルクをポキリ!
もうちょっとで瓶の中に落栓してしまうところでした。

 

まだまだ修行が足りんのー・・・・。





 

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