Alter Ego de Palmer 2004

人間。
40過ぎると。
衰えるね。
驚くほど。
衰えるね。

 

若い頃は30過ぎると衰えると思ってたけど。
それ程でもないのよ、30代はまだ。
でも40の峠を過ぎると違う。
全然違う。
ガクッと衰えを感じるようになる。

 

疲れやすい。
疲れが取れない。
あちこちに痛みが出る。
腹が出る。

 

あ、腹は30代から出てます。

 

とにかく。
違うね、40代。

 

もーここから先はあまり無理せず。
だましだまし生きていきたいと思います。

 

無理せず・・。
無理せず・・。

 

・・・・。

 

でもそーはいかねーのなー・・（疲）。

 

[Alter Ego de Palmer 2004]
アルテ・レゴ・ド・パルメ

先の見えない人生に思い悩みながら、ワイン。

 

本日はこちら。
Alter Ego de Palmer 2004（アルテ・レゴ・ド・パルメ）。

 

ボルドー・メドックの格付け3級にして、スーパーセカンドのひとつにも挙げられるChateau Parmer（シャトー・パルメ）。
そのセカンドワインです。

 

スーパーセカンドとセカンドワインって何か違うんか？と思われる方いると思いますが。

 

スーパーセカンドとは、二番手以降だけど、一番手に迫るワイン。
セカンドワインとはトップワインの品質維持のため、選別から落とされたワイン。
まーざっくりそんな感じです。

 

余計全然分からん？？（笑）

 

大丈夫！
分からんでもエエです！
腹に入れば同じです！

 

そんなスノッブな意味不明ワイン用語振り回しながら。
アルテ・レゴ・ド・パルメ。
飲みたおします。

 

 

色は黒味の強い深紫。
美しい照りをたたえ、エッジにはうっすらとレンガ色も入る。

 

黒系果実やスミレなどの植物香に、土、枯葉などの熟成香、そして八角や丁子などのスパイス香。
凝縮したカベルネ特有の、粘着質で重たい香り。

 

アタックはみずみずしい舌当たり。
柔らかくさらりと流れ込む。
中盤から果実のニュアンスがぐっと膨らみ、終盤に向けて大きくボリュームを増していく。

 

タンニンはすっかりこなれ、丸く滑らか。
ぶどうの甘みと溶け合いながら、味の奥行きを一層深める。

 

後味にすっと出てくる酸味もいいですね。
上品で、控え目で、キレが良くて。
果実味に生き生きとした生命感を与えてくれる。

 

余韻にゆらゆらと残る熟成香。
鼻に抜ける枯れた植物の香りが、なんとも言えないほどに贅沢。

 

 

さー本日のお供はコチラ。
ソーセージーぃぃぃぃ♪♪

 

茶色い方はガーリック。
白い方はポークです。

 

フライパンに軽くオリーブオイルを敷いて。
さっと皮が弾けるまで炒めて。
脂のうま味がぬるぬるに湧き出たところで。

 

いっただきまーす！

 

 

まずはガーリック。

 

お肉はむっちり柔らか。
ぷるんぷるんと弾む食感が実に楽しい。

 

そのお肉は肉汁ぎっしり。
ひと噛み目でどばっ！と大量にあふれ出す。
香ばしくて、オイリーで、うま味たっぷりで。
どろどろと口の中を流れていく濃厚なエキスが、ただもうひたすらに美味い。

 

後からぼわっと膨らむニンニクのニュアンスもいいですね。
お肉の味をさらにひと回り大きくしてくれる。

 

 

続いてポークソーセージ。

 

こちらも柔らか。
むにむにとしたお肉感満点の噛み心地。

 

味わいは純。
お肉そのまんまの飾らない美味しさがさらっと舌を濡らす。

 

ほんの～り効いてる塩とコショーの加減が絶妙ですね。。
お肉の味を邪魔をしない、でも程良い刺激で味をダレさせない。
ニクいほどにいい味出してます。

 

 

ではソーセージ＋ワイン。

 

まずはソーセージを頬張り、もにゅもにゅと噛む。
肉汁でどろ～んと舌を洗い、ワインをくいっとあおる。

 

いいっスね！

 

ワインの果実味が生き生きと踊って。

フルーティーな美味しさがぐんと伸びを増す。

 

そしてソーセージ。
ワインがソースのように作用することで、味の重さがぐっと深みを増し。
ソーセージ単体で食べた時には見えなかった、ハードな香ばしさがばっと顔を出す。

 

いや、これはいいわ！

 

もう後は止まらない。

ソーセージ食べて、ワイン飲んで。
じっくりと味の融合感を楽しんで。

また食べて、飲んで。
じっくりと楽しんで。

 

こんな遊びで過ごす。
夜の贅沢。

 

ああ・・

 

幸せの頂点～♪♪

 

ごちそうさま。

 

自宅の最新記事一覧