にしんの甘露煮

最近色々と、今住んでる土地の郷土史みたいなものを調べてるんですよ。

これがね、なかなか面白い。

 

実家を飛び出してこの地に引っ越してきて。
気づけば20年くらい経ってて。
でもこの場所がどんな場所なのか全然知らなくて。
だから出てくる話はどれも新鮮な驚きでいっぱい！

歴史、言い伝え。
そこかしこに点在する古い建物、文化財。
独特の文化や生活観。

 

こんなのを喜ぶようになったのは歳とった証拠かな～なんて思いますが。
住んでる土地の文化や風土を知ることは別に悪いことじゃないので。
これからも少しずつ学んでいきたいな～なんて思ってます。

 

 

はい、今回はにしんの甘露煮です。
醤油と砂糖とみりんでことことと甘辛～く煮詰めた贅沢な逸品。

 

あ、もちろん買ってきたヤツね。
わたしこんな時間のかかるもの自分で作りませんから（笑）。

 

それでは素朴な和の味、にしんの甘露煮。
ぱくぱくぱくっと食べたおします。

 

 

身はほくほく。
箸を通すだけでぼろぽろと砕けるような質感。

 

ぎゅっと噛むと、濃密な味わいが湧き出してきて。

 

醤油の辛さ。
みりんの甘さ。
そしてにしんのうま味。

 

それぞれが絡み合いながら、深みのある美味しさがゆっくりと溶け落ちてくる。

 

後味にふっくらと香り立つ潮の風味。
じわじわと喉の奥に残る磯のミネラル感もいいですね！

 

 

そのにしんの身をごはんと一緒にぱくり。

 

さっき炊き上がったばっかりのごはんは、抜けるほどにみずみずしくて！
爽やかな甘みがさっと湧き出す。

 

そしてそのごはんの水分に溶け出すことで、一気に味の伸びを増すにしん。
溶けるようなうま味が、さらりと喉の奥に流れ込んでいく。

 

最後にふんわりと残る海の香り。
素朴な味わいが余韻となって、ゆっくりと口の中を洗う。

あー、いいですわー。
わたしこんなぢぢ臭い食べ物大好き♪

 

歳とったのでねー！（笑）

 

 

ごちそうさま。

 

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