店主たみこの食べたおし的食日記

白鶴 山田錦純米吟醸

2015年03月04日

白鶴 山田錦純米吟醸


わたくし悩みがありまして。
人の顔が覚えられんのですよ。
今の今までしゃべってた人の顔がもう思い浮かばない。

 

そりゃ毎日毎日顔合わせてれば覚えられますよ、
でも初めて会う人の顔はまず覚えられない。
1分もあればきれいさっぱり忘れます。

 

と言うか、相手の顔自体見てないのね。
習慣として、無意識の内に相手の顔を見ないクセがあるみたいで。
今しゃべってた人どんな顔だったっけ?あ、そもそも顔見てないや、みたいな。

 

なんとかもっと人の顔を覚えられるよう、今色々と努力してますが。
気持ちひとつでなんとかなるような問題でもなく。
んーーー・・・・と日々困っております。

 

なんかいい方法ないですかね??

 

白鶴 山田錦純米吟醸 アップ

 

お酒買ってきました。

白鶴の山田錦純米吟醸。

 

山田錦ってお米の名前ね。

酒米。

 

酒米ってあんま食ってうまいモンじゃないらしく。

お米の中に含まれるうまいな~と感じる成分、例えばミネラル分なんかはお酒にすると逆に雑味になるらしいのよ。

だからお酒に適したお米とは、なるべくそういう成分を含まず、かつ心白、つまりでんぷん質の多いものなんだそうです。

 

その王様が山田錦。

 

でもこいつは栽培が難しいそうで、農家がなかなか作りたがらない。

そうすると当然希少性が出るわけで、値段も高くなる。

まあ酒米の高級ブランドですな。

どの酒蔵も良質の山田錦の確保に四苦八苦しております。

 

さ、そんな山田錦から醸された純米吟醸、ぐぐぐっ!と飲みたおします。

 

白鶴 山田錦純米吟醸 外観

 

色は完全と言ってもいいほどの無色透明。
黙って出されたら誰が見てもミネラルウォーター(笑)。

 

香りはフルーツのニュアンスが強め。
青梅、青リンゴ、グレープフルーツのような酸味を感じさせる果実に、紫蘇や青草などの植物香。
ほんのり硬質なミネラル香も。

 

アタック薄っ!
めちゃ薄っ!(笑)
まるで水のような口当たり。

 

そして香りに引きずられるんですかね。
その後を追いかけるようにフルーツのような澄んだ甘みがさらりと流れる。

 

日本酒特有の焼けたお米のような風味が出てくるのは一番後。
それもじんわり、しんみり、ひっそり。

 


何と言うか、ものすごく評価の分かれるスタイルでしょうね。
フルーティーで、スタイリッシュで、日本酒と呼ぶにはあまりに斬新。
逆を言えば、全然日本酒らしくない。
新しいとも言えるし、異端とも言える。

 

昔からの、いわゆる「日本酒」を飲み続けてきた人にとっては、はあ?でしょうし。
ワインやカクテルを日常的に飲んでるような若い世代には受け入れられやすそうだし。

 

わたしゃ基本ワイン飲みなので肯定しますが。
絶対ムリ!って人もいるでしょうね(笑)。

 

豚の角煮

 

はい、本日のおつまみですが、コチラです。

豚の角煮ちゃぁ~~ん♪

 

前回の角煮がまだ残ってたので。

日本酒と一緒にいただきます。

 

豚の角煮をひと切れ

 

では角煮をひと切れ。

 

や~わ~か~ぁ~い~♪♪♪

 

しっとり吸いつくような質感。
ふんわりしとしと、口の中でさらりととろける。

 

湧き出す肉汁はすがすがしく。
澄んだ肉のうま味がさっと舌を撫でる。

 

醤油の香ばしさもいいですね。
味のボリューム感をぐんと高めて、お肉の味わいをしっかりと持ち上げる。

 

豚の角煮と白鶴 山田錦純米吟醸

 

では角煮をぱくり、肉汁の味わいをたっぷりと舌に乗せてから、白鶴をひと口。

 

あ、いいですね。
全然味が喧嘩しなくて。
吟醸酒と角煮。
上質な味同士がさっと溶け合う。

 

ちょっとお酒が細身なのでお肉が勝っちゃうかなと思ったんですが。
意外に馴染みが良くて。
お酒がソースのようになって、お肉のうま味を伸ばす。

 

お肉も重量感でお酒の繊細さを押し潰すことなく。
むしろ吟醸酒の軽快さにさっと乗っかるような感じ。

 

これはぐいぐいイケますね。
食べて美味しい!
飲んで美味しい!

 

なんかもう「幸せスイッチ」バッチーーン!と入っちゃいました~(笑)。

 

白鶴 山田錦純米吟醸と豚の角煮

 

ごちそうさま。





 

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