アジの干物

わたしゃ霊の存在は信じないのですが。

それはそれとしてテレビの心霊番組が大好きで。

子供の頃は心霊番組のパイオニア”あなたの知らない世界”をよく観たものでした。

 

身も毛もよだつ心霊現象の数々。

科学では解明できない不思議な出来事。

 

果たして霊は本当に存在するのか？

 

学生時代、仲間同士でふざけて深夜の墓地なんかも行ったりしましたが、お化けに遭遇することはなく。

現在に至っています。

 

一度見てみたいけど、絶対に会いたくない。

霊。

 

多分死ぬまで一生会う事はないだろうな～・・・。

 

 

 

さて本日はこんなの買ってきました。

アジの干物。

 

アジ。

わたしの大好きな魚のひとつです。

 

子供の頃はおやじとよくアジ釣りに行ったものでした。

10cmちょいくらいのアジをサビキを使って大量に釣ってきて、全部アジフライにする。

あれ美味しかったな～～・・・。

 

取りあえず焼きます。

生魚ですので。

 

 

オーブンに敷いてじわりじわりと15分加熱。

こんが～りと焼き上がりました。

 

もうちょっと皮に焦げ目が付くとより美味しそうに見えるんですけどね。

今度ホームセンター行ってガスバーナー買ってこようかな？

 

では質素倹約武士の魂、日本人の魂、本日はアジの干物を食べたおします。

 

 

乾いた肉質。
味わいはぎゅっと凝縮されており。
密度感のある重たい味がずっしり・・。

 

潮の香りが強烈ですね。
まるで今海に立っているような、涼やかな潮の風味がすうーーっと口の中を通っていく。

 

後味には脂の甘みがゆったりと舌を舐める。
深くて、そして品のある余韻。

 

アジ、んまぁ～い♪

 

たかが干物、されど干物。
アジの干物侮るべからず。
このうま味ボンバーが日本食文化の結晶（←？）なのですよ。

 

 

ではそんな文化遺産”アジの干物”をごはんと共にいただく。

 

すがすがしいお米の甘みがぱっと広がる。
そこにアジの身のみっちり詰まった味がどん！と重さを添える。

 

んーー・・・でも何となく違和感・・。

 

そしてここにきて大事な事に気づく。

醤油かけてない・・・（汗）。

 

と言う事でお醤油ちょろり、再びぱくり。

 

あっ、美味っ、全然違う（笑）。

 

醤油の甘みが渇いたアジの身の味わいをほんのり優しくし。
豊かな香りが生臭さを打ち消す。

 

香ばしさを増したアジの身はその味わいをぐっと深め、ごはんと一緒に噛み込む事でさらにうま味のボリュームを膨らませていく。

 

んーースバラシイ！
やっぱジャパニーズ食文化最高ーー！！

 

 

後は美味しさの喜びにひたりつつ食べる、食べる、食べまくる。

 

アジとごはん。

他におかずはいらない。

できれば味噌汁欲しいけど、今日はない。

 

もんぐもんぐと頬張って、ペロリと完食。

ン～まかった！

 

ごちそうさま。

 

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